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【最初の一歩】投資初心者におすすめの銘柄と選び方

Jan 24 2025

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一言で株と言っても、値上がりを狙う株もあれば、定期的に配当金や商品・サービスがもらえる配当株、ペニーストックなど種類が複数あります。まずは株とは何なのか?基本を押さえてから株式投資をするようにしましょう。

株式の種類

まずは株式の種類にどんなものがあるか、把握しておきましょう。

そもそも株式とは?

株式とは、企業の所有権を表す証券のことを指します。株式は証券取引所で取引され、その価格は需給関係によって変動します。

株式投資の主な目的は、キャピタルゲイン(株式の値上がり益)とインカムゲイン(配当金)を得ることです。しかし、株式投資には価格変動リスクが伴います。企業の業績が悪化したり、市場全体が下落したりすると、株式の価値が下がり、損失を被る可能性があります。

配当株とは?

配当株とは、企業の利益の一部を株主に配当金として分配する株式のことです。株式投資においては、四半期に1回や毎月1回など、安定的な配当収入(インカムゲイン)を得るための手段として選ばれます。

配当株の魅力はこのような、労働とは別の「収入源」となり、毎月のキャッシュフロー(入る資金と出ていく資金の循環)の安定化を図ることはできます。特に、退職後の生活資金など、継続的な収入を必要とする場合に有効です。

また、配当金を再投資することで「複利効果」を狙うこともできます。複利とは、最初に投資した金額に、配当金が定期的に足され、どんどん投資に回す総額が自動的に大きくなることで、効率よく資産を増やすことができる仕組みです。

一方で、配当株には注意点も3つあります。一つは「株価変動リスク」。配当株といえども、株価は市場の動向や企業業績によって変動します。株価が大きく下落すれば、配当金を受け取っても、相対的には損失になる可能性があります。

二つ目は「減配リスク」です。企業業績の悪化などにより、配当金の額が減額、もしくは支払いが停止されるリスクがあります。

そして三つ目は「高配当=優良企業ではない」ことにも注意が必要です。高配当を謳っていても、企業の財務体質が悪化している場合もあります。配当利回りだけでなく、企業の業績や財務状況などを総合的に判断することが重要です。

ペニーストック(低位株)とは?

ペニーストックとは、一般的に株価が非常に低い株式のことを指します。具体的な定義は国や市場によって異なりますが、米国では1株あたり5ドル未満、日本では、1株500円~1,000円で取引されている株式が低位株と呼ばれています。また、価格が数百円台前半または数十円台の株式を超低位株と呼びます。

ペニーストックは、低価格であるがゆえに、少額の資金で多くの株数を取得できるというメリットがあります。そのため、株価が少し上昇するだけでも大きな利益を得られます。

しかしその反面、ペニーストック投資は一般的に価格変動の激しく、市場が大きく動いた時など、わずかな取引量の変化によって株価が大きく変動しやすい傾向があります。そのため、大きな損失を被るリスクも高くなります。

また「流動性が低い」という特徴もあります。ペニーストックは取引量が少なく、売買が成立しにくい場合があります。そのため、希望する価格で売買できないリスクや、保有株をすぐに売却できないリスクが伴います。

他にも、ペニーストックを発行している企業は、大企業に比べて情報開示が不十分な場合が多く、大手に比べると財務基盤が脆弱な場合もあります。ペニーストックへの投資は、ハイリスク・ハイリターンであることを理解しておきましょう。

OTCとは?

OTCとは「Over-The-Counter」の略で、日本語では「店頭取引」と訳されます。証券取引所を通さずに、証券会社などの金融機関が、顧客と直接取引を行う市場のことです。このOTC市場では、株式だけでなく、債券、投資信託、デリバティブ商品など、様々な金融商品が取引されています。

個別に取引できるので、マーケットに左右されず、自分次第で交渉がしやすい一方で、取引所と比べて、取引参加者が限られているため、売買が成立しにくい、希望する価格で取引できないといった可能性が発生します。また、個別取引という特性上、「価格透明性の低さ」という特徴もあります。

OTC市場は、新興企業や中小企業にとって、資金調達手段の一つとして重要な役割を果たしています。しかし投資家にとっては、リスクが高い市場であることを理解し、十分な情報収集と分析を行った上で、投資判断を行う必要があります。

株式購入のさまざまな選択肢

株式投資で株を購入する際には、様々な買い方があります。それぞれ解説します。

個別株とは?

個別株とは特定の企業が発行する株式のことです。その企業の業績や、将来にわたる成長性に直接投資する方法で、株価上昇による大きな利益(キャピタルゲイン)を狙うことができます。

また、成長率は大きくはないものの、経営が安定している企業では、配当金収入(インカムゲイン)といった投資家メリットを提供している企業もあります。個別株に投資する際は企業分析を通じて経済や企業経営への理解を深め、成長を間近で感じられる点や、株主として経営に間接的に参加できる点にあります。

一方、個別株のデメリットとしては、業績悪化や市場の変動による株価下落リスクも高いこと、それにより投資したお金の元本割れリスクがあることです。そのため、投資する企業の財務諸表や事業報告書、業界動向など多岐にわたる情報を分析する必要があり、時間と労力、専門知識が求められます。

また、銘柄によっては取引量が少なく、売買のタイミングが難しい流動性リスクも存在し、株価変動による心理的負担も無視できません。個人によって許容できるリスクは異なるので、個別株に投資をする際は自分に合った銘柄選びをするようにしましょう。

代表的な個別銘柄

日本マーケットで言えば、世界最大級の自動車メーカーで、日本経済を牽引する代表的な企業であるトヨタ自動車(7203)。そして、通信業界の巨人であり、安定した配当と高い保有残高で人気の銘柄である日本電信電話(=NTT、9432)また、財閥系企業で言えば、三菱商事(8058)も総合商社の代表格で、NISA口座での買付金額ランキングでも上位に位置しています。

米国株マーケットで言えば、iPhoneやMacなどを代表的な製品に持つ世界最大のテクノロジー企業、アップル(AAPL)。また、アップルのライバルであり、WindowsやOfficeなどのソフトウェアを展開する大手企業、マイクロソフト(MSFT)。さらに最近では、AI関連の半導体で一気に世界のトップ企業に躍り出たエヌビディア(NVDA)などが挙げられます。

インデックスファンドとは?

インデックスファンドは、特定の指標(インデックス)に連動した運用を目指す投資信託のことです。特定の指標としては例えば、日本の市場で言えば、日経平均株価やTOPIXなどの株価指数、債券指数、REIT指数などが使用されます。米国マーケットで言えば、S&P500やナスダック、ダウなどがあります。

インデックスファンドのメリットとしては「低コストでの運用が可能」で、長期保有(長期投資)に適しています。また、インデックスファンドは、指数に採用されている銘柄とほぼ同じ構成で運用されるため、1本のファンドで複数の地域や銘柄に分散投資できます。この点で「手軽に分散投資ができる」こともメリットとして挙げられます。そして、代表的な指標に連動することが多いので「値動きが把握しやすい」ことです。

一方、デメリットとしては、市場全体の動きに連動するため、アクティブ運用のファンドと比べて「大きなリターンを得にくい」こと。また「市場全体の下落の影響を受けやすい」面もあります。

インデックスファンドは、低コストで分散投資ができる点から、初心者ですし、実際に人気があります。しかしメリットしかない投資は存在しませんので、特徴を理解し、リスクとリターンのバランスを把握した上で投資するようにしましょう。

代表的なインデックスファンド

日本マーケットの代表的なインデックスファンドとしては、3つあります。一つが東証株価指数(TOPIX)に連動する成果を目指し、純資産額が最も多い「MAXIS TOPIXインデックス」。2つ目は購入や換金手数料がなく、日経平均株価(日経225)に連動するファンドである「ニッセイ日経平均インデックスファンド」。3つ目は、日本の不動産投資信託(REIT)市場全体の値動きに連動する「SMT J-REITインデックス・オープン」です。

米国マーケットの代表的なインデックスファンドとしては、S&P500指数に連動し、最安クラスの信託報酬を誇っている「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」が挙げられます。こちらは新NISAの投資対象としても常に上位に一しています。

他にも、MSCIコクサイ・インデックス(日本を除く先進国の株価指数)に連動する「ニッセイ外国株式インデックスファンド」や、米国や英国など海外先進国で発行される公社債にまとめて投資する「ニッセイ外国株式インデックスファンド」などがあります。

インデックスと言っても、その投資先は様々なので、マーケットの将来的な動きを想定しながら選ぶようにしましょう。

どれを選ぶ?リスク別の投資戦略

ここではリスク別の代表的な投資戦略を解説します。

ローリスク・ローリターンな投資戦略

最も安定的でリスクを抑えた株式投資の戦略としては「長期・積立・分散投資戦略」があります。この方法はこれから株式投資を始める投資初心者におすすめの方法です。

  • 長期投資:株式を長期間保有することで、短期的な価格変動の影響を抑えます。
  • 積立投資:定期的に一定額を投資することで、市場の高低に関わらず平均的な価格で購入できます。
  • 分散投資:複数の銘柄や地域に投資することで、個別銘柄のリスクを軽減します。

この戦略は、以上の3つの要素を組み合わせてリスクを低減します。大きな利益を追求するのではなく、安定したリターンを目指すものです。特に、分散投資によってリスクを抑えつつ、長期的には市場平均を上回るリターンを得られる可能性があります。

ミドルリスク・ミドルリターンな投資戦略

ミドルリスク・ミドルリターンな投資戦略としては、配当金・株主優待を狙った長期投資戦略が挙げられます。この戦略では、数年から十数年のスパンで株式を保有し、企業から分配される配当金や株主優待を狙います。株式の売買ではなく保有によってリターンを得るため、比較的安定した収益が期待できます。

ハイリスク・ハイリターンな投資戦略

ハイリスク・ハイリターンな投資戦略は3つあります。一つは「短期的な売買」。値動きの激しい個別株式を短期間で何度も売買することで、高いリターンを目指す方法です。この戦略では、適切な売買タイミングの見極めが重要になります。

二つ目は「レバレッジの活用」です。証券会社から資金を借り入れて投資を行い、自己資金以上の大きな運用成果を狙う戦略です。レバレッジを活用することで投資効率を高め、大きな収益を狙うことができます。

三つ目は「成長性の高い中小型株への投資」です。時価総額が比較的小さい中小型の株式銘柄に投資する戦略です。これらの企業は急速な成長により時価総額を大きく伸ばす可能性があり、場合によっては株価が10倍以上になる「テンバガー」を達成できるチャンスがあります。成長性の判断基準としては、直近の売上高の伸び率や利益率の高さなどが挙げられます。

株式投資を始めるのに最適な場所

では、投資初心者が株式投資をこれから始めるには、どこで投資するのが最適なのでしょうか?株の始め方を指南してくれる3つの選択肢をご紹介します。

大手証券会社

大和証券、野村證券、SMBC日興証券のような大手証券会社が株式投資を始められる場所の一つです。また、ゴールドマン・サックス証券、JPモルガン証券、メリルリンチ日本証券など外資系の証券会社も選択肢として挙げられます。大手の安心感、安定感、そして対面取引などにも対応してくれます。

ネット証券会社(オンライン証券会社)

楽天証券、SBI証券、マネックス証券、auカブコム証券、moomoo証券などネット証券も勢いよく伸びています。売買手数料が格安で、取引や情報閲覧などほぼ全てのサービスがオンラインで可能。証券会社では一部の株式の売買手数料を無料にしているところも少なくありません。

第三の選択肢

他にも日本ではまだそこまでメジャーではありませんが、STICキャッシュバックでは様々な投資ができるサービスを紹介しています。ここでは投資初心者にやさしい企業としてそれぞれ紹介しているサービスを客観的な視点で評価し、それぞれの特徴を一覧で見れるようにしています。STICキャッシュバック経由で登録を行うことでボーナスももらえる仕組みになっているので、気になる方はぜひ一度チェックしてみてください。

まとめ

本記事では投資初心者向けに、そもそも株式とは何か?株式の種類や戦略、投資を始める場所について解説してきました。記事内でも触れたように、投資家それぞれに許容できるリスクは異なります。そして、投資対象や戦略によって受けるリスクが大きく変わってきますので、自分のリスクバランスに合わせ、小さく始めるようにしましょう。

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